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仰空日記

ランブルフィッシュ

 

 

たぶん、以前にも観たことはあると思うんです。

10代の頃、マッド・ディロンの作品をたくさん観ていたので。

映像の印象も断片的にですが記憶にあるし... でも、

物語の内容が、どうしても思い出せないでいたんですよね。

それで、もう一度観てみたいなぁと思っていたら、

今夜、BSPremiumで放送されたので、観てみました。

 

 

映像の撮り方というのか、視点の選び方というのか、編集も含めて

いま観ても、とても斬新だなぁ~と思える作品でしたが、

映画の中の台詞のやりとりを聞くと、

そうかぁ...

これは、10代の頃の私には、理解できなかっただろうなぁ...

という感じでした。

大人になってから観たことで、その言葉の意味や、

そこにある虚しさや閉塞感のような心情も、現実との向き合い方も

私なりにですが、感じ取れた気がします。

 

虚勢で繕われた、力を誇示するような争いの愚かさというのか、

その無意味さを静かに訴えているように感じながらも

若さゆえの焦燥感や持て余す想いを、どこに向けられたらいいのか...

大人になって、悟れたことがあったとしても、

たやすく想いを切り替えられるわけではないということも

描かれているように思えました。

 

そして、モノクロで映し出された世界は、

彼の目が「色を感じ取れない」ことを示しているのではなく、

彼の心が、自分の生きている世界やこれまでしてきたことに対して

色褪せてしか見えなくなっていた...

ということなのかもしれないと思いました。

そんな中で、狭い水槽に閉じ込められたランブルフィッシュに

かつての自分を感じてか、目の前の弟の姿を感じてか

行き場のない熱い感情と冷めた感情が色味を帯びて投影され

どうしてもそこから逃がしてやりたい...

と思ってしまったのかもと。

 

 

 

まぁ、原作も読んでいないし、監督の作品に込めた意図もわからないので、

私には、そう思えた...という話ですけどね。

 

あらためて、こういう映画だったのか... と知った夜でした。

 

 

 

 

 


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# by sawaki-home | 2017-10-21 03:29 | movie | Comments(0)

Painting is poetry that is seen rather than felt, and poetry is painting that is felt rather than seen.      [Leonardo da Vinci]

by sawaki
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