雪国


気づいているのか

気づいていないのか

気づいているのに、気づいていないことにしたいのか...



読んでいくうち、そして読み終えた直後に感じたのは、
「女心は、男には理解しえないもの」ということか...でした。
そして、そこに描かれていた駒子の本心は
作者である川端康成氏自身も、
どこまで察し、想像して書いていたのだろうか...と
感じるほどに。

この小説が書かれた時代のことや、
作者の作風や生き方や、その美学については
まったくと言っていいほど、わからないので
補足する知識は何もなく
ただただ、作品を読んだだけの個人的な感想なのですが。


気づいているのか

気づいていないのか

気づいているのに、気づいていないことにしたいのか...


そんな思考が
ぐるぐると巡り続ける作品でした。

読んだのは、ずいぶん前なので、
もう一度読んだら
また違うことを感じるのかもしれません。

そういう意味では、
このモヤモヤした描き方というのは
何度も読み返したくなる手法...ということなのかな。



この駒子...なんとなく私の中では
竹久夢二の描く女性像のようでもあり...
それよりもっと、
切ない気の強さを感じられるようでもあり。

私自身が、
駒子のような女性像に惹かれるというわけではなく
もっと凛として逞しい女性像の方が憧れの対象に
なるのですが
それでも、自分の中に
駒子が抱いている心情と同じものが
確かにあるように思うのです。
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by sawaki-home | 2015-10-31 12:29 | book

Painting is poetry that is seen rather than felt, and poetry is painting that is felt rather than seen. [Leonardo da Vinci]


by sawaki
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