配色と構図

絵画を目にする時、まず最初に捉えるのは、配色と構図。
私の場合は、そんな気がしています。

(美術に関しても、脳科学に関しても、アカデミックな知識があるわけではないので
すべての人がそうだという話ではありません。)

視点を惑わせない構図の中に、心地よいバランスで配色されていると、
その絵を長く観続けられるような気がします。

視点がどこにも定まらないような構図や、
一つひとつの色の色味や明るさの考慮されていない、ちぐはぐな配色だと
吸引力がないというのか、心に留まらないような。


そして、絵画に限らず
焦点を定まらないようにしている状態というのは
それを見ている者にとって
不安や不信感を増長させる要素になるような気がしています。

たとえば、現在の日本の政治のような。

下絵には、一部の人だけが満足するような絵を描いていながら
選挙前だけ、その表面に万人受けするような見栄えのいい絵を描いて
選挙が終われば、下絵に戻せばいい...と思っている感じ。

そして、そう思わせてしまっているのは、
私たちの中にある依存心。

視点の定まった、バランスよい配色の、心を捉える絵を
想像するための知識、描こうとする意識が
いまを生きる私たち一人ひとりに、もっとなければ
誰かの絵のままになることを選んでしまうことになる。
そんな気がする。
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by sawaki-home | 2016-04-03 14:00 | art

Painting is poetry that is seen rather than felt, and poetry is painting that is felt rather than seen. [Leonardo da Vinci]


by sawaki
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