十五才 学校Ⅳ

 

ずっと以前に観たことがあったのだけれど

昨夜、もう一度観たくなって、『十五才 学校Ⅳ』を観た。

 

学校に行くことができなくなった15才の少年が

冒険の旅に出ると家を出て、ヒッチハイクをしながら

屋久島を訪れるという物語。

 

自分の記憶の中では、家出をしたいと思ったことはないけれど

大人になったら家を出て、田舎は、お盆とかお正月など

たまに帰ってくるところ...そんな風に思っていたように思う。

 

子供は、幼い頃から、大人に正しいと教えられてきたことと

現実に遭遇することとの矛盾を感じながら、

自分にとっての正解を見いだせるまで、悩み、迷い続けていて

そんな心の葛藤を道連れに、歳を重ねていくのだろう。

 

「大人なのに、そんなこともわからないのか!」

物語の終盤に、少年が込みあげる想いを溢れさせながら

大人として生きている者に訴える場面がある。

 

それがとても、痛いところを突かれたような言葉に感じた。

歳を重ね、人生経験を重ねて、

わかるようになったことが増えてきていると感じていても、

現実は、わかったような気になっていることばかりで

大人と言われるような年齢になっても

自分の未熟さを感じたり、選択を間違えてしまっていることに

気づけなくなったりしていることが、とても多い。

 

人が生きていく術を学ぶ場所は、学校という建物の中だけに

あるわけではなく、卒業は、人生を終える時まで

ないのかもしれないとさえ思う。

 

以前、観た時も、「いい映画だ」と思ったけれど

歳を重ねて、視点が変わった今の自分が観ても、やっぱり

いい作品だと思った。

 

 

 


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by sawaki-home | 2018-07-04 13:00 | movie

Painting is poetry that is seen rather than felt, and poetry is painting that is felt rather than seen. [Leonardo da Vinci]


by sawaki
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